dandy maker

39歳・コンサルタント・エンジニアです。「やっときゃ良かった」を防いでいい男の最高峰を目指しています。未来技術と健康・減量など役立つ情報を発信しています。

【未来食材】ソイミートと家畜の長い影(人工肉)

世界的には、家畜などの生育環境や種の限界によって動物由来のタンパク質の摂取は限界が生じる可能性があります。

人工肉など人工食材をベースに、食品をオーダメイドで 製造(造形)する3Dフードプリンディング技術が2028年ごろに開発されるとの予測もあります。(文部科学省科学技術・学術政策研究所、STFC 2019

モスバーガーでは代替肉などを使った植物性100%のハンバーガーが出ています。動物肉よりはパンチはないものの健康に良いとなれば気にせず食べられる。

ダイエットなどでハンバーガー自体、敬遠しがちな方にはオススメかもです。

ソイミートとは、大豆など植物由来の肉っぽい植物(代替肉)です。肉っぽいのに、コレステロールを含まず栄養価が高いソイミートは、健康食品としてセレブ層を中心に間も無く人気が出ると思います。

今回は、今後話題になりそうな「ソイミート」について解説しています。

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ソイミートの原料・大豆(出典:写真AC)

値段が高いのでは?

【ソイミート】は、値段的には肉としてみると非常に高価で、100グラム500円くらいします。

こういうスーパーフードや超高級食材は、世界のセレブ衆から広まることが多いですよね。日本では、タレなどでしっかり味をつけたすき焼き(ソイミート)、焼き肉(ソイミート)の高級店や高級スーパーで販売されていくのが現実的だと思います。

最終的には、牛丼やファーストフード、コンビニおにぎりの具材になり、大衆焼肉屋に並ぶのもそう時間がかからないのではないかと思ってます。

重要なのは、こうした【ソイミート】は、最終的に(質の良し悪しは別として)かなり安くなると思います。

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肉屋の取扱商品も変わる(出典:写真AC)

なぜ植物由来の肉が注目されるのか?

では、なぜ植物性の肉なんか出てきたのでしょうか?

と、その前に、動物性と植物性について触れておきます。動物性と植物性の例では牛乳と豆乳がありますね。そして、今、世の中では豆乳が売れてます。ソイラテはもちろん、ソイプロテインもある。

大豆ペプチドと大豆イソフラボンは、ダイエットや美肌・健康維持につながるとともに、エストロゲンと似た働きをすると言われています。

この大豆イソフラボンは【育毛にも欠かせない成分】と言われています。大豆イソフラボンは、抗酸化作用および血中コレステロールの減少に効果がある点も心強いですね。

大豆でできた「ソイプロテイン」を飲むことで、血液の流れがスムーズになり、頭皮にも血液が効率的に送られるようになります。

体への負担は、植物性に軍配があがるということですね。食肉に比べて汚染が少ないという点からも、社会に普及しない理由はないかと思います。

ソイプロテインについては、以下の記事で書いてます。参考になれば幸いです。

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ソイミートが求められる背景

なぜ植物性の肉などが話題になるのか。そこには予想外の深刻な背景があります。

それは、畜産(牛・豚の飼育)に関する国際的な情勢から説明できます。

まず、牛・豚などの家畜を育てるには広大な自然や多くの資源が失われます。(日本は畜産政策がしっかりしているので問題視されることは少ない)

世界では、大量の家畜を飼養するために、地球上の居住可能な土地の約40%が使われています。家畜の長い影2006Livestocks long shadowでも紹介されている通り、畜産業は、森林破壊・温室効果ガス・水資源などが大量に使われている、このソイミートはそのことへの対応でもあります。

さらに、世界では人口が増加していますね。これに、伴い、世界の食肉消費も爆発的に増えていきます。ソイミートのニーズの高まりは、こうした食糧難への対応ということです。

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スーパーフードは未来を救うか?(出典:写真AC)

ソイミートと今後注目すべき食材

ソイミートは、原料が植物由来なのでベジタリアンやビーガンなど肉を食べない人や肉を食べる量を減らしたい人にはぴったりですね。

バイオ工学の知見からは、カロリー制限を行うことで「生物の寿命が30%伸びる」というファクトもあります。「野菜を多くとり、肉、乳製品、砂糖を控えるように」と提案する論文も出ています。

ソイミートの摂取は人間の健康増進に寄与しそうです。

ちなみに減量・摂取カロリー減少対策については、こちらの記事が参考になれば幸いです。

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減量による延命効果は、既に酵母菌・昆虫・犬などで事実として認められています。

これらの個体が食事を制限したことで、腫瘍や心臓病が減り、糖尿病の発症率が下がり、また、加齢に伴う疾患が少なくなっていることが確かめられています。

であれば「どうやってカロリーを制限するか」を具体的に実践することが重要ですね。

こちらの記事も参考になれば幸いです。

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ソイミートの普及が人々を健康にするか、はたまた世界の危機を救えるか、注目したいと思います。

人工肉を始め「人工食材」をベースとして、食品をオーダメイドで 製造(造形)する3Dフードプリンディング技術も開発されていく中、人間が人間らしく生き続けるために一番大切なことを身に着けることも重要ですね。