dandy maker

39歳・コンサルタント・エンジニアです。「やっときゃ良かった」を防いでいい男の最高峰を目指しています。未来技術と健康・減量など役立つ情報を発信しています。

【桶の話】最小養分率で不調に備える

物事がうまくいかなる時というのは、本来足りていたものが不足した時に起こります。

必要なものが一つでも足りなくなるとダメになってしまうことって多いですね。

今回は、体の不調や薄毛等について、最小養分率から解説します。参考になれば幸いです。

ドベネックの最小樽

最小養分率を説明するためにドベネックの最小樽の解説をします。

まず、下図のような樽(おけ)を想像してみてください。

桶は、構成する木板のうち高さが低いところから水が溢れます。

ドベネックの最小樽は、桶に溜まっていた水が桶を構成している板の中で「高さが一番低い箇所から水が漏れている様子」を言っているものです。

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桶の例は、Dobeneckの最小樽

ドベネックの最小樽は日常生活の色々な不具合を分かりやすく表してくれます。

例えば、花粉症。花粉症は、花粉を一定量吸い込むと発症すると言われています。

これをドベネックの最小樽に当てはまると、桶の大きさが貯められる花粉の量です。

そして、疲労やストレス、アレルギーは桶を構成する板です。板のどこかがすり減り低くなると、そこから症状が出始めますね。

体調不良や薄毛も同様です。

原因となる要素(例えば、睡眠不足や栄養、運動など)がある程度蓄積されて、限界を超えると目に見える形で進行します。

だから、体調に関係している要素のことを知って、それらをしっかり維持していくことが大事ですね。

最小養分率ーさいしょうようぶんりつ

最小養分律は、もっとも小さい ( 少ない ) 要因によって結果が決まるというものです。

この考え方は、今でも社会の色々なところ(例えば、サプライチェーンや情報システムや強靭化論など)で応用されています。

元々は、Justus von Liebig(独・科学者)が、植物の成長と土壌養分の関係を考察した時に提唱されたものです。

食事で満腹になったとしても、必要な栄養素(必須アミノ酸やビタミンなど)が不足すると、体に不調が出てくることと同じですね。

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最小養分率を応用できる分野は多岐にわたる(出典:写真AC)

生活習慣が悪くても「好調だ」という人へ

こういう人は、ドベネックの最小樽でいうところの桶の大きさが非常に大きいのだと思います。桶に入っている水は、桶を構成する木板の中で、最も低い板の高さを超えると、溢れてしまいます。

つまり、この木板をどんどん短くしてしまうと、誰でも体調不良や薄毛を招くということです。

自分の桶の大きさと構成している要素(桶の板)をメンテナンスして、不調を防ぎましょう。

メンテナンス方法は、ブログ下部にあります。

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桶をメンテナンスしよう(出典:写真AC)

薄毛は遺伝だから対策は意味ない、という人へ

薄毛は遺伝の要素が大きいですね。

(いわゆる5αリクターゼの過剰分泌問題)

遺伝で薄毛になる方は、今回の最小養分率の桶でいうと、桶の大きさが小さいと考えて良いですね。桶が小さいから、ハゲやすい。

しかし、この最小養分率の桶を構成する板に着目してみましょう。

この板が、仮に、睡眠・食事・運動などとした場合、桶が小さい上に板が短くなる、結果、水が溢れるということになりますね。

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睡眠は非常に重要な行いらしい(出典:写真AC)

つまり、睡眠不足や不健康な生活が続くと、ハゲるのが早まる可能性があるということです。

繰り返します。生活習慣などにより、桶を構成する木板の高さを短くなってしまうこともある。

だから、薄毛の発症に関係する要素を、できるだけ減らさないように過ごすこと、これが肝です。

最小養分律で不調が起きないよう備える

薄毛の最小養分律は、桶(薄毛)を構成する木板(要素)は、大きく分けて5つあります。

1.栄養、2.睡眠、3.運動、4.ホルモン、5.ストレスです。

例えば、食事をしっかりとっていても質の良い睡眠を得なければ不調を起こすでしょうし、運動をしていてもストレスが多すぎれば不調を起こす、ということです。

また、上の5つ以外にも、頭皮環境の悪化(乾燥・血行不良)、粗悪なシャンプーなども関係します。(ただ、これは幅の狭い板かな。)

薄毛対策でシャンプーを使いすぎたり、髪を洗いすぎたりすると、皮脂が除去されすぎて、育毛に使う栄養が不足してしまうなどもあります。

本ブログでも多数記事を紹介していますので参考になれば幸いです。

健康維持や薄毛予防には、未来技術の進化に期待しつつも、まずは地道にできることをやっていくことが大切ですね。

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