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39歳・コンサルタント・エンジニアです。「やっときゃ良かった」を防いでいい男の最高峰を目指しています。未来技術と健康・減量など役立つ情報を発信しています。

【未来技術】スマート農業は「工業」?収穫物の種類や質に限界がある?

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スマート農業とは、ロボット技術や情報通信技術を活用して、高品質生産の実現を推進している新たな農業のことです。

最近、官民あげて旺盛な取り組みがみられています。

でもこれってそもそも農業じゃなくて工業じゃないの?という疑問をお持ちの方も多いと思います。

私も「工業」だと思います。

今回は、未来技術や健康・ダイエットをメインテーマにしている本ブログの特徴を生かしてスマート農業を解説しています。

そのうえで、野菜は手間がかかっても太陽光と自然の土で育てられた新鮮なものが良いこと、そして当面は従来型の野菜が貴重であり続ける理由について記載しています。

働き盛りのみなさんの健康増進やビジネスヒントの参考になれば幸いです。

スマート農業が台頭している深い理由

農業は、人手に頼る作業や熟練者でなければできない作業が多く、省力化、人手の確保、負担の軽減が重要な課題となっています。 

高度成長期、農業よりも製造業や建設業の方が儲かるということで、農家の次男・三男がこぞって都市圏に移動してきました。

残された農家の長男は農業を続けますが後継者もおらず、高齢夫婦でなんとか頑張るものの地域の人口はどんどん減っていて農業をする人もいないというのが実態です。(日本の人口減少、特に過疎地域となっている町・村は、高度成長期の人口流出が原因です。過疎論などでは「潜在的他出者」ということもあります。)

そこで、日本の農業技術に「先端技術」を駆使した「スマート農業」を活用することにより、農作業における省力・軽労化を更に進められる事が出来るとともに、新規就農者の確保や栽培技術力の継承等が期待されているということです。

先端技術による作業自動化で規模拡大

スマート農業の効果の一例として、 ロボットトラクタやスマホで操作する水田の水管理システムなどがあります。

また、熟練農家の匠の技の農業技術を、ICT技術により、若手農家に技術継承することが可能に なっています。

農作物の生育や病害を正確に予測

センシングデータ等の活用・解析により、農作物の生育や病害をかなりの精度で予測できるようになっており、農業経営が高度化しています。

今までの勘に頼った栽培から科学的な裏付けが取れるようになっているということです。

スマート農業で収穫できるもの

スマート農業は、適用する技術によって様々な食料に用いることができますが、省力化可能なものの一つに植物工場での栽培があります。

しかも、植物工場で栽培されている野菜のうち、レタスだけは栽培技術が成熟してきています。

国内で稼働している植物工場の割以上がレタスと言われています。(残りもベビーリーフとかの葉物なので葉っぱ系は工場でも育てやすい)

「葉物」であれば、植物工場で自動化され効率よく収穫できると考えられます。

しかし、植物工場で自動栽培されて収穫するのを農業と言うのでしょうか。

農業のそもそもの意味

農業とは、土地を利用して有用な植物・動物を育成し、生産物を得る活動のことです。

ざっくり言うと、土で作物を栽培することを意味します。

なので、土を使って作るもの以外「農業」ではないとすれば、植物工場などで行われる水耕栽培や代替的な土壌を使った栽培も「農業」とは言いません。

最新の設備・機器で野菜を育てるスマート農業はむしろ「工業」の概念に近いかもしれません。

スマート農業は、我が国農業を取り巻く課題の解決に部分的に貢献すると思いますが、やはり、野菜は自然で育てられたものを食べたいと思う人が多いのではないでしょうか。

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土で育てられた野菜

栄養素などを豊富に含んだ土を使うことは、植物の生育には効果的ですが、虫や微生物による植物自体への被害も考えられ、生育環境の厳しい管理が求められる植物工場においては、それが不確定要素になってしまうとも言われています。

土で育てられた野菜は、手間がかかって大変な分、おいしさの向こうには、農家の人の愛を感じますね。

周年栽培で常に一定の収量を予測するためには、土を使わない方が都合がいいことから代替土壌で野菜が育てられることになっていると言えます。

それでも野菜は土を使ったものが食べたいと思いますよね。

自然野菜が貴重である理由

市場に出回る野菜のうち「安定的に収穫できる植物工場由来の野菜」はこれからどんどん安価になる可能性がありますが、その他の野菜は貴重であり続けると思います。

最近は高齢化が進んで耕作放棄地も増えていますからいよいよ野菜の価値が上がると思います。

ではどうすれば新鮮な野菜を手に入れることができるでしょうか。

宅配野菜「食べチョク」の効用と十分すぎるサービス

野菜の宅配は様々なあります。古典的な例ではコープやoisix、食品スーパーの宅配サービスもありますが、

私のオススメは「食べチョク」という宅配サービスです。

現役で農業を営んでいる農家さん・漁師さんから直接取り寄せできる産直ECサイトです。
なんと登録されている農家の数は4,000軒を超えており、こだわりを持った生産物が厳選されています。

  • 旬の季節野菜や、市場に出回らない珍しい地場野菜などが手軽に手に入る。
  • 注文が入ってから収穫し、その日のうちに発送されるので鮮度が抜群。
  • 生産者に直接オススメの食べ方などが聞ける。
  • こだわりのフルーツ・肉・魚・お酒・卵・加工品・花なども購入可能。
  • お歳暮などのギフトにもおすすめ。

など様々な効用があります。

農業が衰退しつつある中、科学技術が発展してスマート農業(工業)が普及したとしても新鮮な野菜や食品はやはり自然の中で手をかけたものが良いですよね。こだわりの食材で毎日の食事がワンランクアップすることも期待できます。

興味のある方は以下のリンクからチェックすることができます。