子供が小さいうちの父親の役割とはどんなものなのでしょうか。
お父さんのなかには、父親になってちょっと戸惑っていたり、いいパパとしてうまくやれていると自負している人も多いと思います。
そんなお父さんのために。
家中をもっと笑顔にしたいと考えているお父さんの参考になれば幸いです。
すべてを許すことができれば必ずうまくいきますよ。子育て中のお父さん・お母さんのために送ります。
- 妻のフォローこそ大切
- 母親(妻)をフォローすべき3つの理由
- 父親が嫌われる理由←避けられない
- エストロンとテストステロン
- ちょっと気をつけておきたいパタブル
- できる男ほどパタブル化しやすい
- 父親が嫌われるのは不可避
- 男だって辛いという人
- まとめ
妻のフォローこそ大切
まず大切なのは、子どもが産まれてまもない頃は、母である妻のフォローが最も重要だということです。
フォローとは妻の精神的な健康を保つことです。
子供が学校に行きだしたり思春期になったとき、父の役割は今とはまた変わります。
しかし子供が小さいうちは母親のフォローが大切です。
母親に毎日気持ちよく過ごしてもらうことに注力すべき理由には3つあります。
母親(妻)をフォローすべき3つの理由
妻をフォローすべき3つの理由は以下です。
3つの理由とは、第一に家庭内の安心のため、第二に夫婦の絆のため、第3に男としての格上げと器の拡大のためです。
しっかりフォローできれば、家の中が優しさに包まれる、子が巣立った後の夫婦が笑顔でいる、そしてこれを契機に男をあげることができます。
人生の満足度が高まると思います。
では詳しくみていきましょう。
理由1:家庭の安心は母親の笑顔で作られるということ
母親がいつも機嫌よく笑顔でいる家庭は、明るさに満ち溢れています。その環境で育つ子どもも、両親と同じように毎日笑顔で過ごすことができます。
そんな温かい家庭をつくるためのひとつの工夫が、
産後から子が大きくなるまでの間、やりすぎなくらい母親である妻のケア・フォローをすることです。
理由2:老後の夫婦の絆は産後に強められるということ
夫婦は子どもが巣立ったあとまた二人きりになります。
そのとき、子どもが小さいときのフォローが無かったりすると険悪なムードになることが多い。熟年離婚にもなりかねません。
私も若いときは子育てに苛立つ妻を見て、また八つ当たりしてくる妻が嫌いでした。いつも心の中で「お前とは子どもが巣立ったら別れてやる」と思ってました。
その時、グッと堪えて言わなかったのがよかった笑
この後紹介するメソッドでなんとか持ち堪えました。
理由3:育児期ほど男をあげるチャンスということ
全てを許せれば多少のことでは動じなくなります。亭主関白に多い「べき論」。これの逆を行きましょう。
妻は夫よりも早く起きて遅く寝るべき、の逆なので、妻は夫よりも遅く起きて早く寝る。
子育て中の母親は、それくらいのフォローでは全然足りない。
飯は上手く作れ、の逆を行きましょう。飯は不味くても良い、やむを得ない俺が作ろう、と。
飯なんてまともに作れないですよ。うちは子育て中、冷奴とアボガドの半身ばかりでしたから。当然ですね、大変なんだから。出てくるだけありがたい。
でもこれができれば多少のことでは動じない。
仕事で変なクライアントに嫌な思いをさせられても、人間関係のゴタゴタや悩みも小さなことに思えます。
まずは家族、特に妻を許すのです。そして、妻が辛い時そこフォローするのです。これは次に示す辛い事実を受け入れるための有意義な準備でもあります。
父親が嫌われる理由←避けられない
さて、こうしていい夫・いい父親として年月を過ごせると、やがて子供たちは思春期を迎えます。
すると今度は父親は敬遠される存在となります。
男って辛い時も多いですね。
幼いころは仲良しだった娘が、思春期になった途端に「キモイ」や「臭い」と言いだす。
洗濯物も分けられて、娘が珍しくキッチンで何か作ってると思ったら自分のものは無かったり。今までの接し方によらず嫌われます。
でもこれ人間である限りは仕方ないんです。
女性特有のホルモン「エストロゲン」が関係しているからです。古くからそうです。
思春期の女の子は、エストロゲンの分泌が活発になります。異質なものに対する拒否反応を起こすのです。
これはもうホルモンのせいなので対抗不可です。
なので、受け入れましょう。許しましょう。
弱い者ほど相手を許すことができない。許すということは、強さの証だ。
The weak can never forgive. Forgiveness is the attribute of the strong. 〔Mahatma Gandhi (ガンジー)〕
エストロンとテストステロン
ところで、男の思春期に分泌が活性化するのはテストロンですね。薄毛との関係でずいぶん調べました。
この「エストロゲン」と「テストステロン」が思春期に急上昇することで、子どもたちは精神的に親から離れていこうとします。
子どもの反抗期は特にホルモンが関係しているということです。
父への接し方として、同性である息子と異性である娘では違いますが、大なり小なりほぼ必ず起こります。
ここは幼少期の時の我慢をさらに進化させてまた我慢するのです。
ちょっと気をつけておきたいパタブル
ただし、子育てメンズも母と同じように気分が落ちますのでそこは注意が必要です。
母親は、子どもが産まれてから心身ともにボロボロになります。
夜は眠れず(赤ん坊は頻繁にお腹が空き排出する、だからオムツやおっぱいが必要)、昼は思い通りの時間を過ごせず(昼も繰り返し、さらに頑張って家事をする人もいる)、本当に男が想像できないほど疲弊します。
すると当然だんだんと気分が落ちてくる。
人は眠れないとおかしくなります。だからうつ状態になる人も多い。そこで旦那の出番なのですが、男性の中にも産後からうつ状態になる人もいるようです。これを「パタニティブルー」と称します。※2
できる男ほどパタブル化しやすい
できる男は完璧を求める人が多いですよね。
パタニティブルーになりやすい人には「責任感がある」「真面目」「頑張り過ぎる」「完璧主義」といった性質を持つ傾向があります。
「仕事も家庭も完璧にしたい」そう思うがゆえにストレスがかかり、バランスを崩してしまうのです。できる人に多い傾向ですね。
父親が嫌われるのは不可避
なぜ嫌われるかを考える前に、この事実を受け入れたほうが楽です。嫌われているのに何か原因があるわけではない。
なので、気にせず男を磨けばいいです。例えばファッション、匂い(爽やかな香水)、料理、ダイエット。
やるだけで家族だけじゃなくて周りの人からの印象がぐんとあがりますよ。それでも嫌われるのは避けられませんがね。
次の記事も参考になれば幸いです。
男だって辛いという人
日中は仕事で家を空ける人も多いと思います。
外で真面目に働いて、朝と夜だけ家族と時間をともにする。仕事をしていると嫌なやつもいるし、上司がいる人は自分の思う通りに時間を使えない。
ここでさらに子どもが生まれることで精神的に不安定になってしまうことがあります。そんなときは発散しましょう。そして、妻を助けることで快適な空間を作るのです。
妻を大切にすることは自分自身をも救いますのでね。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。なんか私もスッキリしました。
さ、妻と赤ワインでも開けようと思った方はワイングラスでワインの味が格別に上がる理由を次の記事も見てみて下さいね。
妻への感謝として一緒に飲んでみても良いのではないでしょうか笑。老化防止だけでなく夫婦が笑顔になれるワインです。
参考になれば幸いです。
参考
パタニティブルー(Kyle Puruetto)
児童精神医学を研究しているエール大学のカイル・プルーエット教授が1987年に発表した論文のなかで語られた症状。わが国でも2012~2015年の研究データによると、約2000組の夫婦のうち13.6%の父親がうつ状態であると診断。