30代以上の働き盛り世代は、自分の体重に無関心になった瞬間から太り始めます。若い時よりも基礎代謝量が落ちているからです。
ほとんどの人が太ったことに嫌気がさすと一刻も早くダイエットの方法を探します。そして、手っ取り早い「断食」や「ファスティング」などの食事制限を行うのですが、実はこれは長い目で見るとうまくいかないことが多いです。
ではどうするか。
ここは「急がば回れ」でじっくり体重を落とすための仕組みづくりをして戦略的・効果的に痩せることをオススメします。
今回は、長期的な減量戦略の肝となる基礎代謝について、特に働き盛りの男性世代の観点から解説します。
カロリー消費の要となる「基礎代謝」をあげない限り、この世代は体型維持が困難です。ただし、これから挙げるいくつかのことを実践すれば必ず痩せられますのでご安心を。
みなさんの参考になれば幸いです。
減量の原則
当たり前ですが減量は【消費カロリー>摂取カロリー】となるときに起こります。
そして注意が必要なのは、世の中には、摂取カロリーを抑えるための情報があふれていて、消費カロリーを向上させる効果的な方法が埋没していると言うことです。
摂取カロリーを抑えるための方法には、食事制限以外にも、糖質ダイエットやバナナダイエット、トマトスープダイエットやプロテインダイエットなど、あらゆるダイエットメソッドです。
これらを否定するつもりは全くありませんし、現に私も食事由来の減量方法を実践しています。
ただこれらのメソッドを実践さえすれば即座に痩せるだろうという期待を払拭してから取り組む必要があります。
なぜなら、こうしたダイエットメソッドには、目に見える効果がさほど大きくなく、長続きさせにくいからです。
こちらにも書いています。
【減量】実は奥が深い断食。ファスティングダイエットに欠けている視点について - dandy maker
なので、これから述べる「基礎代謝の量」をしっかりと上げつつ、摂取カロリーを少しずつ抑える方法をオススメするのです。
基礎代謝は車に例えると「エンジン」
基礎代謝は、生命活動を維持するために消費される必要最小限のエネルギー量のことです。
眠っているときを含め、全く体を動かさず安静にしている時でも、このエネルギーによって心拍や呼吸・体温調節などが保たれています。
ダイエット中の人にとって基礎代謝は車のエンジンのようなもの。いいタイヤをつけてもエンジンが弱いと走行はままならないのと同じです。
代謝の量が少ないと食事を我慢しても効果が出にくいという事実にできるだけ早く気がつくべきです。
そしてとにかく代謝量をあげるための体づくりを行うべきです。
基礎代謝をあげるには
基礎代謝量は筋肉でも消費されます。
筋肉は基礎代謝量の約2割を消費するといわれていますので、体を動かして筋肉を鍛えることで、筋肉量を増やして、基礎代謝量も増やせます。
逆に筋肉量が減るとその分消費される基礎代謝量が減ってしまうことになります。このことから「痩せやすさ」「太りやすさ」は筋肉量と非常に関係が深いのです。
↓こちらの記事にも書いてます。参考になれば幸いわいです。
最近は筋トレに関するメソッド・情報も多くてなかなか始められない人も多いと思います。あるいは、筋トレはこうやらなければならないと洗脳・脅迫に近い風潮があるように思います。
筋トレにあれだけの種類がありそのトレーニング方法が多岐に渡るのは、筋肉を効率的に鍛える方法が科学的に裏付けられ始めているからです。
でも、筋肉オタクにならなくても効果的・効率的に体を鍛え上げる方法が1つだけあります。
効率的に大きな筋肉を鍛える方法
効率的に筋肉を鍛える方法は、スクワットです。
大きな筋肉を総動員する「スクワット」は基礎代謝量アップにつながります。
自分の体重を使って正しいフォームで行うようにすると、下肢だけではなくお尻周辺部や体幹なども鍛えられます。
基礎代謝量とともに運動による消費エネルギーもアップするので、日常的に習慣にできると体型維持・改善につながりますよ。
ぜひ気付いた時にスクワットをして少しでも痩せやすい体を手に入れてください。基礎代謝が上がれば、たまには食べたいものを好きなだけ食べても大丈夫ですよ。
こちらの記事も参考になると思います。