子供をもつ男性であれば、働き盛りであっても育児に参画すべきだと思っています。
公園で遊んだり、レストランで食事を楽しんだり、中には、子供が大きくなってきたらAI学習の教材を使って教育したいと考えているお父さんもいるのではないでしょうか。
私も2人の子供をもつ親としてできるだけ育児には参加するようにしています。小さいうちは、おむつ替、沐浴、寝かしつけなどをほぼ毎日やれるときはできるだけやっていました。
少し大きくなって、トイレの手伝い・食事づくり・お絵かき・本読みなども率先してやってきたつもりです。
一方で、男の子育て参加は、男性ホルモンの分泌を促すことが分かっています。
今回は、男の育児参加と男性ホルモンの分泌につあて解説します。育児をする働き盛りの男性の皆さんの参考になれば幸いです。
- 育児は男性ホルモンの分泌を促す?
- 男性ホルモンと「父」
- 「父親」になると男性ホルモンが急激に減少?
- 男性ホルモン「テストステロン」は薄毛の原因ではない!
- 「ジヒドロテストステロン」の発生に必要な「5αリダクターゼ」が薄毛の原因
- 育児・子育てを楽しもう!
育児は男性ホルモンの分泌を促す?
父親と育児の関係は時代とともに変わってきています。
昭和の「父親(おやじ)」といえば、子どもにとって恐いものでした。
世の中で怖いとされているものを順番に言っていることわざ「地震・雷・火事・親父」に象徴されるように父親は怖い存在でした。
昔のドラマなどでも、子育ては母親に任せっきりで、無口で仕事や会社の付き合いで外に出っぱなしという家庭が一般的でしたよね。
余談ですが、これが危ういという点については以下の記事でも紹介しています。参考になれば幸いです。
令和の今は、男の育児参加は常識になりつつあります。育休をとるのも当然です。
男性ホルモンと「父」
前提として男性ホルモンが多い人は、生物としての雄の特性が強く、父親になりやすいと言われています。
男性ホルモンのテストステロンは、性欲や闘争心・肉体的な強靭さをもたらすため、若く、未婚で、子どものいない男性に多く分泌されています。
テストステロン分泌が多い男性群とそうでない男性群を比較した調査では、前者の方が父親になる可能性が高いという事実もあります。
また、テストステロンが高い男性の方が父親になる可能性が高い一方、父親になるとテストステロンが大幅に減少するということも分かっています。
「父親」になると男性ホルモンが急激に減少?
父親は、我が子が誕生した後、男性ホルモン「テストステロン」の分泌量が減少するとの研究結果もあります。
テストステロンが少ないと男性は父親の役割を引き受け、育児に協力する可能性が高まるという結果も出ているそうです。
さらに、テストステロンが最も急激に減少したのは、生後1か月以内の新生児を持つ父親だったというファクトもあります。
このことから、父であること、新生児がいることで生物に要求される事柄は、多くの感情的、心理的、肉体的適応を必要とする、特に、男性の生態が大幅に変化可能なことを示していると考えられますね。
男性ホルモン「テストステロン」は薄毛の原因ではない!
ここでいう「男性ホルモン」とは「テストステロン」という男性ホルモンの一種です。
このテストステロンの分泌量は20代をピークに30代頃から減少していきます。
一方、抜け毛・脱毛の症状の多くは30代~40代以降、テストステロンの分泌が少なくなってきている年齢で現れます。
ここで誤解されがちなのが、テストステロンの減少が「薄毛の直接的な原因なの?」ということです。
「テストステロン」は薄毛の原因ではなく、体内に存在している「5αリダクターゼ」という酵素と結びつくことによって、別の男性ホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT)」に変わるのですが、この「ジヒドロテストステロン(これも男性ホルモンの1種)」が脱毛・薄毛の原因になるのです。
「ジヒドロテストステロン」の発生に必要な「5αリダクターゼ」が薄毛の原因
薄毛になるかどうか、どれくらい進行するかは、男性ホルモン「テストステロン」の量ではなく、テストステロンをジヒドロテストステロンに変える「5αリダクターゼ」の活性によって決まります。
5αリダクターゼの活性の高さは遺伝によって決まるため「ハゲは遺伝する」などといわれるのです。
テストステロンは、5αリダクターゼと結合しなければ、ジヒドロテストステロンになりません。しかし5αリダクターゼを抑えない限り薄毛は進行します。
育児・子育てを楽しもう!
私は、自分がイクメンとは思いませんが、平日は出来るだけ子供達と風呂に入りますし、土日は、多い時は3食、みんなのために料理を作ります。
空いた時間には、子供に本を読み聞かせたり、近所の公園へ行きます。
妻が望めば、私1人でやりますし、もっと言うと、妻が飲みに行きたいときは、彼女の帰りが午前様であっても、子供たちの全ての世話をします。妻が二日酔いで動けなければ、翌日の食事・買い物・掃除も対応します。
子育ては、2人でやると決めています。しかし、私は、母親の代わりはできませんし、するつもりもなくあくまで父親として接しているからです。
育休を始め社会制度も充実し、いわゆるイクメンが増えてきました。仕事から帰れば子どもをお風呂に入れ、寝かしつける。週末のショッピングセンターでは、お父さんがオムツを替えている光景を多くみますね。このこと自体は、非常に素晴らしいことです。
かっこいいお父さんになるためにも、本ブログの内容が参考になれば幸いです。