ドラッグストアには、様々なシャンプーが並んでいます。
シャンプーボトルやそのラベルは、色とりどりで鮮やか、そして耳に心地よいキャッチコピーと相まって非常に華やかです。
しかし、シャンプーには様々な化学物質が入っており、薄毛や頭皮環境への影響などの健康面や、化学物質と環境破壊などをはじめとした環境面(SDGs)で、色々不安になる方もいるのでは無いでしょうか?
薄毛予防という観点では、そもそもシャンプー等の選び方や使用頻度を誤っている方や、洗髪後の乾かし方(ドライヤー)が不十分な方が多いのが実態です。
そこで、頭皮状態を健康・清潔に保つ方法として、私が実践している洗髪の方法を紹介します。特に頭皮を健康・清潔に保つための方法です。
働き盛りの30台〜50台の皆さんの参考になれば幸いです。
頭皮の手入れ法(頭皮マッサージ・ヘッドスパ)
頭皮の手入れのポイントには大きく2つあります。
第1は、頭皮を清潔に保つこと、第2は、頭皮の血流を改善することです。
頭皮の血流改善は、例えば、頭皮マッサージです。
どの美容師さんに聞いても、髪の健全な育成の観点から推奨されます。私も、ヘアカットしてもらう際は、必ず30分ほどヘッドスパ(カット込みで8,500円)をお願いしています。
これは、やったほうがいいですね。
セルフシャンプーの際の注意点
一方、頭皮を清潔にするには、シャンプーの仕方が大切です。
しかし、冒頭に申し述べた通り、自分の頭皮状態(脂性・乾燥性)によってシャンプーの方法や回数を間違えている方が多いようです。
例えば、頭皮の性質が乾燥性であるにも関わらず、シャンプーを1日に複数回(2~3回)使用しているケース。
これでは、いっそう乾燥が進んでしまうため、頭皮が乾燥性の方は、2日に1回位のシャンプーで良いわけです。
では薄毛の人はどうか?
薄毛・ハゲの人は、洗いすぎると、皮脂が流出しすぎて毛根の発育を阻害してしまうため、洗髪頻度は少なめがよく、シャンプー使用量も極力少なくすることがポイントです。
さらに、個人差はありますが、シャンプーを用いない「湯シャン」も推奨されています。
湯シャンの仕方・効用については、こちらで詳述していますので、流れだけを簡略化して示します。
手順は以下の3つです。
- 頭皮全体を、ぬるま湯で、洗いながら温める
- 指(5本の指の腹)で丁寧かつ優しく洗う
- たっぷりのぬるま湯で洗い流す
私は、テレワークも多いので、湯シャンだけの日を週に4日ほど設けますが、気になる匂いはほとんどなく、髪が太くなっていることを実感しています。
シャンプー剤について
シャンプーとリンスの違い、リンスとコンディショナーの違いがパッと言える人って、あまりいないですね。
シャンプーは、髪や皮脂の汚れを落とすことですが、最近では、薄毛用のシャンプーも昔に比べてたくさん出ていて、頭皮環境や薄毛リスクを抑えるのに有効と考えられています。
特に、アミノ酸は入ったシャンプーが、私の髪には良いようです。
日々使うものなので、色々試してみると良いですね。
なお、普段の洗髪をシャンプーのみで行っている方は、ご自身の使っているシャンプーが酸性・アルカリ性・弱酸性等を確認して下さい。
これによりリンス・トリートメント等の選び方が変わるからです。
リンス・トリートメントの選び方
リンスは髪の表面に付着してコーティングし弱酸性にする役割を果たします。
よって、現在使用しているシャンプーが弱酸性である場合、リンスは不要です。
一方、トリートメントは、髪内部に髪成分に近いタンパク質(ケラチン・コラーゲン)を与えるため、ダメージヘアによく用いられるものです。
薄毛・ハゲの方は、コンディショナーを使っていない方がほとんどだと思いますが、頭皮保護(保湿)の観点から、用いることが望ましいです。
コンディショナーは、リンス・トリートメントの両方の効能を持ちますので、コンディショナーがあればリンス・トリートメントは必須でなくなるということですね。
頭を洗ったあとの注意点(頭髪が濡れたままで寝ると・・・)
最後に、頭髪が濡れたままで寝るのは、頭皮環境に非常に悪影響を与えます。
しっかりとドライヤーで乾かしてから布団に入ってください。
私は、風呂上りには、十分にドライヤーをあてます(すぐに乾く)。
私が使っているドライヤーは、もう完売されているようですがLOUVERDのもので、復元ドライヤーと言われているものです。
- 復元ドライヤーは「地肌から健康な美髪を手に入れていただくために、復元ドライヤーの風は潤いを髪や全身に与え、乾かすだけだった従来のドライヤーの常識を変えました。
- 髪に悩みを抱える全ての人のために、復元ドライヤーは存在しているのです。(LOUVERD HPより)
しっかりと地肌を乾かす理由として、菌の繁殖があります。
頭皮には常在菌がおり、この菌の繁殖に湿気が元となっているからです。
雑菌が増えると常在菌のバランスが崩れ、かゆみ、赤み、湿疹(しっしん)、頭皮ニキビなどを引き起こし、毛穴の状態が悪化することで抜け毛が増えることがあるからです。
これは非常に危険です。
さらに、髪が濡れている状態は髪のキューティクルが開いている状態。
髪が傷みやすくなっていますので、しっかりとドライヤーで乾かしてから寝ることをおすすめします。
終わりに
在宅ワークが浸透してきていますが、これを契機に、髪に良いことをしてみませんか。
必要なのは正しい知識とちょっとの環境整備、そして意識だけです。
お金はかけずに、地道に改善していくことが、1番の近道ですね。