IoTやビッグデータを活用した製品が日常生活でよく見られるようになっています。
特に動きのセンサー(加速度センサーやジャイロセンサー)を使った製品が多くみられている気がしています。
今回は、大人から子供までみんなに役立つウェアラブルデバイスと未来について考えてみました。サラリーマンや子育て中のパパにとって参考になれば幸いです。
ビッグデータとセンサー
今回対象とするセンサー
今回対象とするセンサーは加速度センサーとジャイロセンサー(角速度センサー)です。
加速度センサー
加速度センサーとは、単位時間あたりの速度を表す加速度を測定します。加速度を測定すると、物体の傾きや振動などの情報を計測できます。
物体の移動に伴う速度の変化を検出するのでモーションセンサとも呼ばれます。
この加速度センサーは既にスマホにも内臓されていて歩数測定アプリに活用されているのが有名ですが、もちろん自動運転やロボットには不可欠なセンサーですが、意外なところではヒトの移動手段推定(移動距離が長ければ自転車や自動車なだ。)などのビッグデータにも活用されています。
ジャイロセンサー
一方のジャイロセンサー(gyroscope)は角速度センサーのことを指します。もともとギリシャ語で「輪」の意味があるgyrosが語源です。
物体の周りをグルグルと回る輪っかが囲み、物体が傾く量などを検出するものです。
加速度センサーが物体の速度変化を計測するのに対し、ジャイロセンサー(角速度センサー)は、回転の動きの変化を計測するものです。
角速度とは、ある物体の角度が単位時間当たりどれだけ変化しているか、つまり物体がどれだけ回転しているかを表す物理量です。
この速さと回転のセンサーを備えているスマート機器の例としてスマート歯ブラシとスマート鉛筆があります。特に良くできているなぁと思うものを以下で紹介します。
未来の歯ブラシと鉛筆
センサーで動きを計測することで今まで見えなかったものが見えるようになるアイテムに歯ブラシと鉛筆があります。
スマート歯ブラシ
スマート歯ブラシとは、手の動きをセンサーで計測して歯磨きの成果を示してくれるものです。加速度センサーを内蔵した機器(アタッチメント)を歯ブラシに取り付けるだけです。
歯みがきを「やらなくちゃ」から「やりたい」へ
がコンセプトのスマートハブラシ「GUM(ガム) PLAY(プレイ)」はスマホと連動するおすすめのアタッチメントです。
アタッチメントだからGUMの歯ブラシにつけ変えるだけで家族全員で体験・使用できます。
楽しみながらキチンと歯みがきすることで、歯とお口が健康になり、からだ全体が元気になる、全く新しい歯みがき体験を提案します。
歯磨き中の手の動きを検知して、その結果をスマホなどのデバイスにフィードバックしてくれます。スマートフォンの専用アプリでデータを把握し、正しい歯磨きにつながっているか確認ができる点でもおすすめです。
スマート鉛筆・ペン
スマートペンもスマート歯ブラシと同じテクノロジーです。
例えば、コクヨの「しゅくだいやる気ペン」は、一般的な六角形の鉛筆にセンサー付きアタッチメント(重さは19gと軽くなるように設計されている)を取り付けて使用します。
鉛筆を持った手の動きや時間などに基づいて、
勉強時間の量と質を独自のアルゴリズムでデータ化できます。
またスマホのアプリと連動させるのがやる気を向上させるためのポイントです。
ペンを動かした時間に応じて溜まった「やる気パワー」がスマホアプリに取り込まれ、機器のLEDの色が緑や赤、青と10段階で変化してリアルに確認できるとともに、アプリ内の仮想世界では本人のパワーやアイテムを取得するための原資となるという仕組みです。
充電は約2時間〔USB充電(マイクロUSB) 〕で5日間連続で稼働でき長く利用できますね。
日々の努力を見える化するから、子どもは書きたくなる。親側には褒めるきっかけが生まれる。褒められるから子どもはますます書きたくなる、といった好循環に入ることも期待されますね。
親子関係が好循環に入れず子供との関係に悩んでいたら、以下の記事も参考になります。男の器を大きくする方法・エピソードはこちらをご覧ください。
【男の格】妻と娘にとっての父の役割とは?「パパきもい」と言われるのは仕方ないので受け入れるしかない理由 - dandy maker
おわりに
今回のスマートアイテムは加速度と角速度のセンサーを使ってやる気を見える化した体験型のスマート機器です。取り組みの成果を「時間」や「得点(点数)」以外で測る方法としてセンサーを活用することで目的にあった結果を確認することができます。
かっこいい男・スマートなパパを強力にサポートするアイテムとして買い与えるのも良いですね。
子どもとのコミュニケーションのきっかけになるだけでなく、将来の夢や進むべき道について色々語りあえるかもしれないですね。
未来社会ではあらゆる物理量をセンサーが計測し、取り組みの効果やモチベーションをあげるアイテムが増えていくと思います。